2019/12/11 デザインなどを修正しました。
ラク太です!
本日は昨日に引き続き、世界有数のサロン用品ブランドである「ケラスターゼ」から「マスク デンシフィック」をご紹介します。
ケラスターゼのヘアマスクには共通して面白い特徴がありますね。
ですが、サロンにおける施術として見た際、その特徴がデメリットになり得る可能性も。
「ケラスターゼ マスク デンシフィック」に関して説明
昨日の記事でご紹介した「デンシフィック」シリーズのヘアマスクです。
サロン用品ブランドと一口に言っても、もちろん様々ございまして・・・
シャンプーに力を入れているメーカー、トリートメントに力を入れているメーカーなどがあります。
(もちろんシャンプー・トリートメント両方で結果を残されているブランドもたくさんありますよ!)
そして、基本的にはトリートメントに力を入れているメーカーさんの方が、高級感が出やすいのかな?と思っています。
トリートメントの方が目に見える変化が大きいですからね。
ケラスターゼは、少なくとも日本においては「トリートメントのブランド」としての比重が大きいと感じます。
他には「oggi otto」さんなどもトリートメントに力を入れているメーカーの代表でしょう。
このような高級トリートメントは、そのままサロンのメニュー名になります。
こうした立ち位置を確立すると、どんどん高級感が出てきますね。
ただ、サロントリートメントの中には、コーティング力が強くホームケアには適さないものも多いのですが・・・
このヘアマスクはむしろその逆かな?と感じます。
成分について
水、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸、クオタニウム-87、ステアリルアルコール、ベヘントリモニウムクロリド、PG、イソノナン酸イソノニル、セチルエステルズ、カプリリルグリコール、キャンデリラロウ、イソプロパノール、フェノキシエタノール、ルチジン酸ジエチル、アルギニン、グルタミン酸、ヘキシルシンナマル、セリン、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コムギタンパク、リナロール、シトロネロール、α-イソメチルイオノン、水酸化Na、ヒアルロン酸Na、オレアミドオクタデカンジオール、サフラワーグルコシド、黄4、赤227、香料
この商品(というよりケラスターゼのマスク全般)の特徴として、「水」の次に多く含まれる成分が「ヒドロキシプロピルデンプンリン酸」だという点です。
名前の通り、デンプンをベースとした増粘剤ですね。
特徴としては、シリコン系のようにコーティングしきらず、「しっとり感のあるふんわり」といった感触を生みます。
メインとして据えられているのは珍しいですね。
それ以外に髪をコーティングする要素としては「ステアリルアルコール」「セチルエステルズ」「キャンデリラロウ」と続きますが・・・
全体的にコーティング力は低めですね。
もちろんコーティング力は強ければ良い・低ければ悪いというものではありません。
むしろ強力にコーティングしてしまうと、シャンプーによる除去が困難になってしまいます。
ですが、サロンでの施術として見た場合、やはりお客さんは長期間トリートメントの効果が続くことを期待されるでしょうから・・・
もう少しガッチリとコーティングしてあげた方が、サロン用品向きとは言えるでしょうね。
アミノ酸各種、コムギタンパクといった添加剤は「バン デンシフィック」と同様です。
また、ロレアルが重要視する成分の1つである「サフラワーグルコシド」も「バン」同様に配合されていますが……
それに関しては下記のレビューで述べさせて頂きます。
実際に使ってみた
リンス・コンディショナー・トリートメント・ヘアマスクと様々な名称がありますが・・・
明確な区切りはないので、基本的にはどれも同じように使用して結構です。
ですが、せっかくなので今回はシャンプー後、軽くタオルドライをしてから使用しました!
本来であればドライ中~ドライ後くらいにトリートメントによる効果を強く実感できますが……
こうすると、洗い流している最中辺りから「あ、このトリートメントにはこういう特徴があるんだな」と分かるようになります。
「成分自体にはそこまでずば抜けたものはないけれど、使用感で勝負!」みたいなトリートメントを使用するときにはオススメですね。
この商品を使う上で絶対に気を付けなければならない点が一つ。
絶対に頭皮に付けてはいけません。
公式の説明に「頭皮に付けた後5~10分放置」とありますが、
絶対にやめてください。
同じことを昨日の「バン」でも述べましたね。
シャンプーを頭皮に付けて放置、トリートメントも頭皮に付けて放置、なんてことをやっていたら、頭皮はボロボロになってしまいます。
トリートメントは、普段日常的に使用する化粧品の中でも、1・2を争うほどに肌への刺激が強い化粧品です。
なぜそんなに刺激が強いのか?と問われれば答えは単純で、普通は肌には付けないから。
一方このヘアマスクは、成分的には普通のトリートメントと同様のつくりをしているにもかかわらず、頭皮に直接付けることを推奨しています。
おそらく昨日のシャンプー同様、サフラワーグルコシドなどのアンチエイジング成分を、より効果的に作用させるためかと思われますが……
明らかにリスクに見合っていません。
普通に使いましょう。
本題に入りまして、使用感そのものはシャンプー同様、非常に良好です。
「しっとりするのにある程度ふんわり感もある」という、珍しいタイプですね。
普通、しっとりさせ過ぎるとボリュームは抑えられてしまいます。
前述の通りコーティング力は弱いため、この質感が何日も持続するかと言われれば、そうではありませんが・・・
ある意味ホームケアに良いかもしれません。
極度のダメージ毛の方の場合、「ふんわり」ではとどまらず、「ゴワゴワ」や「引っかかる」感触になってしまう可能性があります。
そこは注意点ですね。
まとめ
これは「デンシフィック」シリーズ全体に言えることですが、使用法の説明に少し首をかしげるものが多いですね……
ただ、シャンプーにせよマスクにせよ、使用感の良さは流石。
適切に使用すれば心強いアイテムです。
ご覧いただき有難うございました!
よろしければシェア・ブックマークなどお待ちしております!