いつも当ブログをご覧くださっている皆さま、誠に有難うございます!
「パーソナルシャンプー攻略を土日の恒例にしたい!」と思ってやっているこの企画ですが・・・
前回の時点で「懸念材料」として挙げていたポイントが、「どうやら本当みたいだぞ」となってしまい・・・
日曜日の「My BOTANIST」はともかく、ラボリカの記事は今後続いていくか微妙なところです。
その「恐れていた事態」とは一体何か、共に見ていきましょう。
今回の設定
ラボリカを初めとする「パーソナルシャンプー」とは、年齢や自身の抱える悩みなどを入力していくことで、自分好みのシャンプーにカスタマイズできる、というものです。
当ブログでは、様々な年齢・性別の人物をロールプレイングすることで、これからパーソナルシャンプーを購入する方の手助けができれば、と考えております。
そこで今回想定する人物像としては、
・25歳男性
・ブリーチ・カラーリングはあり
・パーマはかけていないが、毎日アイロンを使用
・スタイリング剤はドライワックス+スプレー
・スカルプケアもしたい
以上となっております!
つまり、10代~20代である程度ヘアスタイリングにこだわりがあるメンズのためのシャンプー、といったところですね。
パーソナルシャンプーを作成する場合、本当はスカルプケアのみ、ダメージケアのみと目的を絞った方が良いのですが・・・
前回が「38才女性」という設定だったため、逆に男性で、年齢も変えて・・・としていたら、このようになってしまいました。
正直に言って、上記の条件に完璧にマッチしたシャンプーを作るのは非常に難しいです。
私も一応2~3商品ほど候補は思い浮かびますが、基本的には「2つのシャンプーを使い分けることで対処すべき」と答えますね。
実際に作ってみた
上記の通り困難な道のりですが、はたしてラボリカはどのように対応するのでしょうか?
このようなアンケートに答えていきます。
髪の長さはミディアムを想定していましたが、どうやら女性基準の長さのようなので少し短めに申請。
今回はダメージケアとスカルプケアの欲張りセットです。
「スタイリングにかかる時間は?」という質問は多くのパーソナルシャンプーでされる質問ですが、少し抽象的すぎるな、と思います・・・
髪のうねりなど、最初に想定していなかった質問は低めに答えておきましょう。
出来る限り要点を絞るのがパーソナルシャンプー作成のコツです。
今回の設定の何が難しいって、ダメージケアのためにはマイルドな洗浄剤をつかわないといけないのに、ワックスはしっかり落とせないといけない、という点です。
これにマッチした洗浄剤構成ができるだけで、もう他に何も入っていなくとも1,500円くらいの価値はあります。
「頭皮の日焼け対策」は最近ヘアケア業界で良く聞くフレーズですが・・・
実際の消費者からのウケは悪いです。笑
「あったら良いな」とは思いますが、一番の優先課題にしている方は少ないですよね?
静電気対策はもう少しプラスしても良かったかもしれませんね。
これでアンケートは終了!
年齢・性別は最初に入力して、それに応じたアンケートがあったりすると良いかも?なんて思いました。
デザインはシックで良いですよね。
個人的にはツヤのない陶器みたいな質感だとさらに嬉しいです!
ここの文章好きです。
毎回そんなに大したことは書いてないんですが、なんとなく有難みがありますよね。
成分に関する説明ですが、前回の「ハリ・コシ編」よりは納得できます。
正直、今回はかなり欲張った内容だったので・・・
「とりあえず保湿しておこう!」というアンサーは雑ですが無難だと言えなくもありません。
ですが、ここで前回予期していた不安点。
「ここで表示される3つの成分以外、何を選んでも一緒じゃない?」というもの。
全成分を見ていきましょう・・・
・・・
ちなみに前回作成したラボリカは・・・
うーん・・・
3つの成分以外にも細かな質感調整はされていますが・・・
基本的にはどれも同じですね。
そもそもシャンプーの成分表で、2行目の「クエン酸」がシャンプーを弱酸性に保つためのpH調節剤、3行目の「安息香酸Na」は防腐剤なんですが・・・
「あなたのために特別に配合しました!」って言っている成分はどれもそれ以下の配合量なんですよね。
もちろん無いよりは良いですが、そんな微量の添加剤よりも、シャンプーのベースはやはり洗浄剤。
上述したとおり、シャンプーというものは洗浄剤をこだわるだけで十分に1,500円、なんなら2,000円の価値が出てきます。
一方、このラボリカはシャンプー・トリートメントのセットで6,980円。
にもかかわらず、ラボリカと同じユニリーバ製で、ドラッグストアに500円で並んでいる「LUX」と洗浄剤の質は同程度。
明らかに割高であると言わざるを得ません。
総評・まとめ
私は基本的に、どんなシャンプーでも市場に存在する限りは需要があると考えています。
ですが、それは「消費者が望んでいるであろう効果を適切に実現する」という、当たり前のことができているのが前提です。
ラボリカの場合は、「一人一人の髪や頭皮の悩みに合わせたシャンプー・トリートメントを提供すること」が求められる内容ですよね。
今回の条件のように複雑な要求もあるでしょうから、なにも100%希望に応えられなくとも責めるつもりは毛頭ございません。
しかし、これは流石に寂しい結果だな、と感じずにはいられません。
ご覧いただき有難うございました。
よろしければシェア・ブックマークなどお待ちしております!