ラク太です!
いつもご覧いただいております皆さま、誠にありがとうございます!
今回ご紹介するシャンプーは「フィヨーレコスメティクス」から「Fプロテクト ヘアシャンプー リッチタイプ」です!
このシャンプー、品質そのものは非常に高いものがあるのですが、如何せん「やり過ぎ」てしまっている部分がございまして・・・?
「Fプロテクト ヘアシャンプー リッチタイプ」についての説明
「フィヨーレ」はかなりの実力派ヘアケアメーカーと言って良いでしょう。
「フィヨーレ」の特徴といたしまして、
・上質な使用感
・1,500~2.000円台と、サロン品としてはお手頃
・詰め込み過ぎた成分
が挙げられます。
一見すると悪い点は無さそうに見えますよね?
実際、フィヨーレさんは本当に素晴らしい商品を数多く輩出されています。
ですが、少なくともこの「Fプロテクト ヘアシャンプー リッチタイプ」は、「詰め込み過ぎ」が仇になってしまうパターンの典型例だと言わざるを得ません。
成分について
まず、シャンプーのベースとなる洗浄剤からして複雑ですね・・・
ざっくりと分けますと、
マイルドなアミノ酸系洗浄剤の中では比較的きちんと洗える「ラウロイルメチルアラニンNa」や「ココイルアラニンTEA」といった洗浄剤を軸に、
もう少し洗浄力が欲しいので、高洗浄力かつそれなりに肌にもマイルドな「スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Na」をプラス。
そこに「ラウラミドプロピルベタイン」「コカミドプロピルベタイン」「コカミドメチルMEA」で泡立ちなどの使用感を調整・・・といったところですね。
一応、上質なしっとり感を得られる高級な洗浄剤である「ココイル加水分解コラーゲンK」も入ってはいますが・・・
洗浄剤としてはごく微量ですね。
ですが、実際に使用したところ泡立ちは素晴らしいですし、洗浄力も適切です。
そのため洗浄剤に文句をつけるつもりは全くありません。
その後に、ドライヤーやアイロンの熱から髪を守り、またサラサラの質感を生んでくれる「メドウファーム-δ-ラクトン」。
そして、「ペリセア」と呼ばれる優秀な補修成分である「ジラウロイルグルタミン酸リシンNa」と続きます。
これらも非常に優秀な成分ですね。
さて、問題はこの後です。
見るのも嫌になるほど膨大な成分数ですね・・・
個人的にシャンプーの成分数は、
約20個→非常にコンパクト、それだけで1つの評価点になる
約40個→普通、クレンジングシャンプーとしては使いにくいかも
60個以上→詰め込み過ぎ、基本的に良い印象は持てない
という基準を、ざっくりとではありますが持っています。
そしてこの「Fプロテクト ヘアシャンプー リッチタイプ」の成分数は約60個。
もちろん成分数だけで評価するわけではございませんが・・・
あまりに成分数が多いと、
・一つ一つの成分の配合量が少なく、効果が薄れる
・肌や髪に合わない成分が含まれるリスクが増えてしまう
といった問題が生まれます。
この商品の場合、まず一点目の「成分が有効に機能しているか?」という点。
これに関しては、糖やアミノ酸などの「保湿効果」、「カキタンニン」や「ガゴメエキス」、「ヘマチン」といった「抗菌効果」の二つに目的が絞られており、「一応クリアできている」と言って良いかと思います。
ですがもう一方、「肌にリスクのある成分は含まれていないか?」の問題に関しては・・・
個人的には「毎日は使いたくないな」という印象を持ちました。
特に合わない人が多いであろう成分は、先ほども挙げた「カキタンニン」と、「ベヘントリモニウムクロリド」です。
カキタンニンは男性用のデオドラントボディソープによく見られ、殺菌・消臭・収れんの効果を生みます。
合う人にとっては有効な成分ではありますが・・・
苦手な方も多いかと思います。
「ベヘントリモニウムクロリド」はシャンプーによって生まれる静電気を防止し、ゴワゴワした質感を無くしてくれます。
また殺菌効果も持ちますが・・・
極めて刺激が強く、多くの場合、コンディショナーなど地肌には付けない商品に配合されます。
この商品においては微量の配合ではありますが、毎日の使用となると気になりますね。
実際に使ってみた
香りのベースは柚子でしょうね。
そこにわずかながらメントールのスーっとした清涼感がプラスされています。
悪くはありませんが、人にとっては薬っぽいと嫌がる方もいそうです。
銭湯の薬湯のイメージですね。
ハチミツのような質感で、非常に泡立てやすいです。
泡の質も滑らかで上々。
「ベヘントリモニウムクロリド」などの4級カチオンと呼ばれる成分が配合されたシャンプーは、使用感が驚くほど良いです。
とはいえ、それがイコール上質か、と言われると微妙なところ。
まとめ
結論としては、良い点も悪い点も多い、というシャンプーではありますが・・・
頭皮の匂いや乾燥が気になる方が週に1~2回使用する、という場合にはなかなか優秀なアイテムだと言えそうです。
他にもう一本シャンプーを用意し、使い比べながら自分にとって適切な使用回数を見つけてあげると真価を発揮するでしょう。
本日もご覧いただきありがとうございました!
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