ラク太です!
本日紹介するのは「フィヨーレ」から「Fプロテクト フォルムキーパー」。
「Fプロテクト」シリーズはシャンプー・ヘアマスクを以前に紹介したことがあります。
今回はそのアウトバストリートメント版ですね。
「Fプロテクト フォルムキーパー」についての説明
フィヨーレさんの商品は、どれも1,500円前後のお求めやすい価格でありながら高機能のものばかり。
ただ、商品全体を通じて言えるのが、恐ろしい程に成分がギュウギュウに詰め込まれてしまっており、
時には肌にとってリスキーな成分も混ざってしまっている……
という、実力派であるのは間違いないものの、色々と惜しい部分もあるメーカーです。
また、シャンプー・トリートメント・アウトバスと通して見ると、どれもほとんど同じ内容になっているんですね。
ですので、「髪にはこの成分」とか「頭皮にはこの成分」というよりも、
とにかく優秀な成分を片っ端から詰め込み、シャンプーにもトリートメントにも、アウトバスにも使い回す。
これがフィヨーレ流の低価格・高品質のミソなんじゃないか、と感じます。
成分について
本来ですと上位に来ている「ジメチコン」や「シクロペンタシロキサン」はシリコンですから、がっちりとコーティングする重めのアウトバスということになるのですが、
その前に「エタノール」が来るなど水気が多く、意外と扱いやすさがあります。
とにかく成分数が膨大で、搔い摘んだ説明にはなってしまいますが……
一見して、「シルクヒートプロテイン」と呼ばれる「(ジヒドロキシ~)~加水分解シルク」や「メドウファーム-δ-ラクトン」、「γ-ドコサラクトン」など、
「熱ダメージのケア」を重点に置いた成分が目立ちますね。
「サロンで作ったフォルムを長時間キープする」ことがフォルムキーパーの名前の由来だそうですから、
「パーマやカラー後のケア」を一番のポイントとしているのかもしれませんね。
他にもペリセアやセラミド、アミノ酸にヘマチンと、優秀な成分がこれでもかと並んでいます。
なにせ量が量ですから、これらの成分が万全に機能するか?と言われればかなり微妙ですが。
とはいえ1,000円とはとても思えないレベルなのは確かです。
しかし注意が必要なのが、「クオタニウム-18」や「ベヘントリモニウムクロリド」、「セトリモニウムクロリド」といったカチオンの数々。
これらは髪の指通りを良くするコンディショニング成分ですが、肌にとっては刺激となる成分です。
「ポリクオタニム-〇」といったカチオン化ポリマーも、人によっては十分刺激になり得ます。
他の優秀な成分同様、これらも一つ一つはごく微量でしょうが、種類が多いので気になりますね。
頭皮に付ける商品ではありませんが、逆に言えばもし頭皮に付いてしまった場合、
洗い流さないトリートメントですので長時間触れ続けることになってしまいます。
ロングヘアーの方の場合、髪が触れる首や耳、酷い場合は頬にも刺激になり得ます。
アウトバストリートメントにはあまり配合してほしくは無い成分ですね。
実際に使ってみた
成分の説明でも触れましたが、かなり水気が多いですね。
オイルという感じではありません。
白濁しており、こってり目のオールインワンジェルのような質感です。
Fプロテクトと言いますと柚子の香りが特徴ですが、このフォルムキーパーは少し違いますね。
少し強めの、なんとも言い難い香りです。
使用感は上々。
「サラサラ」と「しっとり」のバランスが良いですね。
強いて言えばツヤは少なめ。
ヘアオイルのようにスタイリング剤として使いたい、という場合には適さないでしょう。
手に取った際には強く感じた香りも、サッと揮発しそれほど残りません。
どちらかと言えばメンズライクな使用感と言えそうです。