2019/11/29追記
ラク太です!
本日紹介するのは「LUNG TA エンリッチバウンサー アミノジェルシャンプー」。
かなりクセの強い商品で、使いどころは難しいですが……
間違いなく、ドラッグストア商品で有数のクオリティを誇るシャンプーです。
「LUNG TA エンリッチバウンサー アミノジェルシャンプー」についての説明
「ルンタ」はマツモトキヨシのPBです。
(もともとは違ったような……記憶があやふやなので断言できませんが)
その販売価格はなんと2,500円。
ドラッグストアのシャンプーとしては飛びぬけていますね。
ただボッタクリということは全然なく。
単に成分だけを見ますと3,000円クラスの内容に感じます。
ですので少し安めか、ちょっと量が物足りないことを考えてまあ妥当といったお値段でしょう。
まあ、化粧品というものはブランド料やイメージ料もプラスされるので、一概に成分だけを見て値段が決まるわけではありませんが……
ルンタには「ディープモイスチャー」と「エンリッチバウンサー」の2つがありますが、どちらもシャンプーはクセが強く、「万人にオススメ!」と言うのは難しいところ。
一方、トリートメントは文句なしに素晴らしいですね!
ドラッグストア商品の中では間違いなくトップクラス。
成分について
ベースとなる洗浄剤は「コカミドDEA」「ココイルグルタミン酸TEA」「ラウロイル加水分解シルクNa」「オレイン酸ポリグリセリル-10」。
「コカミドDEA」は通常、「ガッツリ洗浄!」というよりは泡立ちの補助として用いられることの多い成分です。
トップにくることは珍しいですね。
「ココイルグルタミン酸TEA」は肌にマイルドなアミノ酸系洗浄剤の中でも、特にしっとり感のある洗浄剤です。
そして特に珍しいのが、次の「ラウロイル加水分解シルクNa」。
こちらは肌に対して非常にマイルドかつしっとりした洗い上りを誇る「タンパク質系洗浄剤」です。
現状ドラッグストア商品で使用しているのはルンタだけではないかと思います。
まあ肌に優しい分、洗浄力も非常に弱く、扱いの難しい成分でもあります。
ルンタの場合も、足りない洗浄力を補うために油分のクレンジング機能を持つ「オレイン酸ポリグリセリル-10」を配合しています。
また、通称ペリセアと呼ばれる「ジラウロイルグルタミン酸リシンNa」も、補修成分として扱われることが多い成分ですが、こちらもクレンジング機能を有します。
ですので全く洗えないとは言いませんが、やはり全体として洗浄力は弱め。
これまで硫酸系やせっけん系など、高洗浄力のシャンプーを使用していた方が急にこちらに切り替えた場合、かゆみを感じる場合もあるでしょう。
ですが、それ以外の添加剤は非常に豪華。
シルクやケラチンによるダメージケア、ドライヤーやアイロンの熱から髪を守る「γ-ドコサラクトン」など、サロン用品並み、あるいはそれ以上のクオリティです。
単に補修成分をドバドバ入れただけではゴワゴワの質感になってしまい、とても上質な質感にはなりません。
しかしルンタの場合、しっとり・ハリコシ・サラサラの3つのバランスがよく、まさに「しなやか」と言える質感を味わえるでしょう。
ですが、コンディショニング成分である「ベヘントリモニウムクロリド」まで配合したのはやり過ぎか。
これはシャンプーによって発生する静電気を中和する成分で、これが入っているシャンプーは驚くほど使用感が良くなります。
ただ非常に肌への刺激が強く、個人的に毎日の使用は避けたいな……と感じます。
全体的に高価な成分がふんだんに使用されており使用感もバツグンですが、クセも強く使いにくい。
そんなイメージのシャンプーです。
実際に使ってみた
香りは「リュクスフローラル」とのこと。
「リュクス」の名の通り非常に上品で控えめな香りですね。
あまりに控えめなため、手に取った最初はフローラルというよりウッディな印象を受けました。
その香りの真価が発揮されるのは洗い流す時。
流れていくシャンプーと共にフローラルの香りが文字通り花開き、全身を包んでくれます。
質感としては、近年トレンドの一つになってきたジェルタイプのシャンプーですね。
簡単にモチモチの泡立ちが生まれます。
仕上がりは抜群。
シャンプー1本でもしなやかで指通りの良い質感を味わえます。
まとめ
ドラッグストアで有数のクオリティを誇る商品なのは間違いありませんが、やはりクセの強さは気になります。
価格は適正だと述べましたし、その気持ちに偽りはありません。
しかし分かりやすい懸念点のあるシャンプーで、2,500円出して買うか?と言われると……
かなり微妙なところです。
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