「プロアンドプロ スーパーソリューションヘアソープ」をレビュー! 【プロ向け?ホームケア向け?】

ラク太です!

 本日ご紹介するのは「プロアンドプロ スーパーソリューションヘアソープ」。

 

名前を一見しますと、いかにもプロ向け、業務用のような印象ですが・・・

商品説明には「毎日のケアに~」と、ホームケアのような内容が記載されています。

 

今回はそういう点に関して、結局どうなの?というのを見ていきたいと思います。

 

「プロアンドプロ ヘアマスク」の成分・レビューはこちら

 

 

「プロアンドプロ スーパーソリューションヘアソープ」についての説明

製造元のラインハルト株式会社さんと販売元の株式会社パシフィックプロダクツさんのコンビは、とにかく沢山の製品をプロデュースされています。

 

「数撃ちゃ当たる」感がなくもありませんが、シンプルでシックなデザインなどは個人的に嫌いではありません。

 

ざっと製品を見たところ、シャンプーやトリートメントももちろんバリエーションがございますが、スタイリング剤に面白そうな商品が揃っています。

 

実際に評判もなかなかのようですね。

 

さてそんな中、今回の「プロアンドプロ スーパーソリューションヘアソープ」の注目点としては、

・そもそもプロ用なの?ホームケア用なの?

・重度のダメージ毛(シャビィーヘア)用とあるけど、本当に適しているの?

 

といったところ。

 

成分について

ベースとなる洗浄剤は「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」。

 

ヤシ由来の天然成分」として「自称」オーガニック系シャンプーなどに良く配合される成分ですが、安価な硫酸系やせっけん系と同等の高洗浄力を誇ります。

 

頭皮への刺激もそれなりですね。

 

バランスをとるためかアミノ酸系洗浄剤も配合されていますが・・・

ココイルメチルタウリンNa」や「ココイルサルコシンTEA」はアミノ酸系の中でもかなりのさっぱり系。

 

全体的に、「極度のダメージ毛向け」という文面から想像されるイメージとは相反するものがあります。

 

ただ、「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」は非常に泡立ちの良い洗浄剤であり、どれだけガチガチにセットした髪であっても一発でモコモコに泡立ちます。

 

ですので、手が荒れるのを考えなければメンズサロン等には適しているでしょうね。

 

他には珍しい成分として「サンゴ末」があります。

こちらは皮脂などの汚れを吸着させ除去するスクラブ効果を有しています。

 

週に1回程度のディープクレンジングには良いかもしれませんが・・・

洗浄剤が既に十分な洗浄力を持っていること、説明文に「毎日のケア」とあること、極度のダメージ毛にスクラブを行えば余計にきしむ可能性があること・・・

 

そういった点から、やはりチグハグな印象を持ちます。

 

「重度のダメージ毛向け」とあるので補修成分はどうか?という点ですが、こちらはなかなか好感が持てます。

 

ケラチンヘマチンによるダメージケア、セラミド類似体による保湿、スクワランホホバオイルなどの油分による髪の保護・柔軟効果などですね。

 

これらは一見アプローチの手法に一貫性が無く、効果が薄いように見えます。

実際その通りで、上述した成分はどれも本当に必要な量は満たしていないと思います。

 

例えば、「髪を太く・強くする」ことを目指すならケラチンなどに重点を置くべきです。

 

ですが・・・

本当のダメージ毛に、いきなりケラチンによるダメージケアを行うと、ゴワゴワ・バサバサの質感になってしまいます。

ですので、「その時々の自身の髪質に合わせヘアケア法を変えられる」という方でもない限り、こうした器用貧乏タイプの方が案外適している、ということもあるかと思います。

 

まあ、肝心の洗浄剤がそもそもダメージ毛向けとは言い難いんですが・・・

 

実際に使ってみた

かなり黒っぽい色をしていますね。

成分表からは分かりませんが、意外とヘマチンが効いているんでしょうか?

 

香りはオレンジ。

少しビターな香りで悪くありません。

 

ベースであるスルホン酸系洗浄剤の特徴と、オイリーでねっとりした質感とが合わさり、とてつもなく泡立ちが良いです。

 

仕上がりとしてまず感じられるのは、オイルによるまとまり

 

健康毛の私としては、少し重みがあるような印象も。

 

スルホン酸系が大丈夫な方であれば、使用感は非常に快適だと言えます。

 

まとめ

全体的にサロン用品としての側面を強く感じました。

 

手荒れは割と懸念されますが、泡立ち・泡切れともに良く、サロンワークには向いていると言って良いでしょう。

 

ホームケア用品として見た場合、一般的なドラッグストア用品よりも低刺激性・ダメージケア性能ともに上なのは間違いありませんが・・・

「重度のダメージ毛に!」という評価には疑問符が付くように思います。