コスメコンシェルジュのラク太です!
今回紹介する商品は「TAMANOHADA(タマノハダ)」より「LIQUID 002 – MUSK」。
タマノハダはラグジュアリーな香りが人気のコスメブランドですね。
ムスク好きにはたまらない香りです。
「TAMANOHADA LIQUID 002 – MUSK」についての解説
「LIQUID(リキッド・リクィド)」は「液体」という意味です。
タマノハダの開発元は「玉の肌石鹸株式会社」という石けんメーカーなので、「本来は個体である石けんを液体にしました」という意図のネーミングでしょうか。
このタマノハダですが、
・1,000円~1,500円というプチプラ
・快適な使用感
・バツグンに良い香り
という良心的なブランドです。
なんですが、私たち「成分」に気を配る人にとっては、けっこう扱いの難しいブランドでもあるんですよね……
ということで、次は成分について。
「TAMANOHADA LIQUID 002 – MUSK」の成分について
全成分 : 水、ラウレス硫酸Na、ラウラミドDEA、ラウラミドプロピルベタイン、ラウロイルサルコシンNa、PG、香料、クエン酸、水酸化K、塩化Na、EDTA-2Na、エチドロン酸、安息香酸Na
普段は写真で成分表をアップするのですが、非常にシンプルなので書いた方が早かったですね。
面白いのが、石けんメーカーなのにラウレス硫酸Naがメインな点。
最近では「ノンサルフェート」と言って、「○○硫酸Na系の成分を避けよう!」という動きがあります。
ただ、そもそも洗剤の歴史として、
石けん
→石けんが肌に刺激があるので改善したのがラウリル硫酸Na
→ラウリル硫酸Naでも肌に刺激があるので改善したのがラウレス硫酸Na
という流れがあります。
ですので私としては、ラウリルならともかく、ラウレス硫酸にはそこまで肌に刺激があるというイメージは持っていません。
実際のところ、「LUSH」などに代表されるように、「ラウレス硫酸=肌に優しい」と考えているメーカーも一定数存在します。
ただ現在では、ラウレス硫酸よりも肌に優しい「アミノ酸系洗浄剤」で出来たボディソープもドラッグストアで購入できます。
なんなら、アミノ酸系洗浄剤よりもさらに上質な「タンパク質系界面活性剤」を用いたボディソープも存在します。
↑ こちら、アイナボーテさんのボディソープは非常に珍しい「コラーゲン由来の界面活性剤」で作ったボディソープです。保湿感が違いますよ。
ですのでタマノハダの低刺激性は、「普通」ですね。
単なるラウレス硫酸Naよりも「ラウラミドDEA」、「ラウラミドプロピルベタイン」、「ラウロイルサルコシンNa」といった低刺激な洗浄剤をブレンドしてありますので、よっぽど肌が敏感でなければ問題ないでしょう。
タマノハダのメリットでありデメリット
それよりも、タマノハダの特徴として挙げられるのは、「(いわゆる)美容成分が一切ない」ことです。
これはリクィドだけでなく、シャンプーやトリートメントも同様です。
つまりタマノハダは、
・快適に洗う
・良い香りを身にまとう
ことだけに特化したブランドと言えるでしょう。
シンプルなことはデメリットのように聞こえますが、「アレルゲンがほとんど存在しない」というメリットでもあります。
タマノハダがこうしたシンプルな設計を好む理由としては、
・石けんメーカー特有の無添加主義
・アメニティブランドとして売り出したい
という2点があるでしょう。
個人的な感覚として「海外の香水ブランドのシャワージェルっぽいな」と感じたので、後者の理由がけっこう大きいのではないかな?と思います。
「TAMANOHADA LIQUID 002 – MUSK」を実際に使ってみた
まず最初に、タマノハダはポンプが付いていません。
それだけなら良いんですが、それに加えて口が広いので、ドバっと出てしまいます。
そのため、専用のディスペンサーを購入するのがオススメです。
今回はタマノハダの中でも人気の高い「ムスク」を選択しました。
手に取ってみますと、流石は香りで人気のタマノハダですね!
ムスクの香りは透明感がありつつ、それでいて非常に鮮烈な香りがします。
ムスク好きにはたまらない香りでしょう。
テクスチャは適度な粘り気があり、泡立てやすくなっています。
泡質もフワフワとしており、心地いいですね。
成分表を見た時、「面白い洗剤のブレンドの仕方だな」と感じましたが、流石は石けんメーカーといった使用感です。
洗浄力はそれなりに高めですが、泡質の良さもあり、意外とマイルドな使用感ですね。
まとめ
良くも悪くも、海外のバスアメニティという感じのアイテムです。
香水メーカーが作るシャワージェルのようなイメージですね。
ボディソープに美容効果を求める人には不向きですが、そもそも個人的にはボディソープにはそこまで美容効果を求めるべきではないと思っています。
ボディソープとは、どれだけ美容成分を詰め込もうが、しょせんは「洗剤」です。
ですので、適度な洗浄力で快適に洗えて、良い香りを身にまとえる。
それでボディソープとしては十分ではないかと思いますね。